野菜マイスター@ジェダイ鈴木 blog

元八百屋による野菜・果物の見分け方講座

【ほうれん草】

ほうれん草は栄養素も豊富で特に冬に美味しい野菜の一つです。おひたしやあえ物、炒め物、鍋など多くの料理で利用されます。

今回はほうれん草の旬や見分け方についても紹介していきたいと思います。

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【旬】

ほうれん草は通年出回っていますが霜に当たって甘みの増す12月から1月が特に美味しい季節です。この時期のほうれん草は栄養価も高いです。

 

【見分け方】

ポイント①

色が鮮やかでみずみずしい

ほうれん草は葉の緑色が濃く、みずみずしいものを選びます。黒ずみのあるものは避けます。店頭にあるものはたまに水につけて蘇生させているものもあるので早めに使うようにします。

ポイント②

葉の裏も緑の濃いもの

葉は表側だけではなく裏側の濃いものを選びます。

ポイント③

葉が密集している

葉が茎のほうから密集して生えているものが良いです。

ポイント④

茎が適度な太さの物

茎が適度な太さのものがオススメです。太すぎるものは固くなり悪も強くなります。細すぎてもうまみにかけます。

ポイント⑤

根元がピンク色

根元が鮮やかなピンク色のものが新鮮です。根が瑞々しいものも良品の証拠です。根元の部分は甘みも強く、鉄分や骨を作るために必要なマンガンが含まれているので是非食べましょう(^^)/

【保存方法】

ほうれん草は乾燥に弱いので新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜庫に入れます。これで1週間は保存ができます。

茹でてから冷凍保存すれば1か月ほど持ちます。

【栄養】

カロテン

・βカロテンが多く含まれており、βカロテンは抗発がん作用で知られていますがその他にもビタミンAに変換され、紙の維持や視力維持、のどや肺など呼吸系等を守る働きがあるといわれています。

マンガン

・ほうれん草の赤い根の部分にはマンガンが含まれており、たくさん含まれているカルシウムやマグネシウムとともに骨の形成や健康維持に役立ちます。