野菜マイスター@ジェダイ鈴木 blog

元八百屋による野菜・果物の見分け方講座

【いちご】

いちごって12月から5月まで出ていて何気に出ている時期が長い果物なんですよ(^^♪

そんなおいしいいちごが長く食べられるのはとてもうれしいですね!!

そんな人気食材のいちごですが購入していざ食べてみると「すっぱくていまいち・・・」なんてはずれがあることも。

そこで今回は甘いいちごの見分け方と種類ごとの特徴をご紹介します。

f:id:jedimaster8899:20200421222037j:plain

【見分け方】

ヘタをチェック

いちごの鮮度を見るときはまず初めにヘタをチェックします。

摘みたてのいちごのヘタは鮮やかで濃い緑色をしており、葉っぱも元気でピンと立っているのが特徴です。

 

実をチェック

いちごは成熟するとつぶつぶが沈んで見えるように実が盛り上がっていきます。

更に甘さがピークに達しているか実は、根本あたりの皮が少し裂けていることがあります。

 

色艶をチェック

太陽の光をさんさんと浴びて甘く育ったいちごは、表面に光沢があり、ヘタ付近にまで真っ赤に色づいています。

赤色が濃いほど甘く熟していますが、黒ずんでしまったいちごは古い可能性があります。

また、白い部分が多いいちごはすっぱいか水っぽい味がする可能性があります。

 

形をチェック

通常いちごは逆三角形の形をしているのが多いですが中にはヘタ部分がにょきッと伸びているように見えるいちごがあります。

このいちごは「首無し」といわれていて甘みが強い特徴があるそうです。

 

【栄養】

いちごはビタミンⅭが豊富に含まれていて風の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。

また、いちごの赤い色素成分であるアントシアニンポリフェノールの一種で、眼精疲労回復や視力回復に有効とされるほか、活性酸素を減らし、がん予防にも効果があるとされています。

  

【種類】

世界的にみても日本人はいちご好き。国内でも本格的な栽培が始まったのは第2次大戦後になりますが、現在では約300種類ものいちごが登録されています。そのなかでも代表的なものを紹介します。

〇とちおとめ

全国で食べられる人気のいちごです。鮮やかな赤色をしており、甘みと酸味のバランスが良く、とてもジューシーです。果肉が固めなので日持ちが良く、香りが強いことも特徴です。

 

〇あまおう

2005年に品種登録されました。「あかい・まるい・おおきい・うまい」という名があらわしているように、赤くてふっくら大粒です。酸味が少ないため、濃厚な甘みを感じやすいことも特徴です。果肉が固めなので食べ応えもしっかりしています。

 

紅ほっぺ

ほっぺが落ちるくらいおいしいという事から名付けられ、2002年に品種登録されました。少し縦長の超円錐形をしています。甘みと酸味のバランスが絶妙で、濃厚な味わいです。

 

〇いちごさん

さがほのか」以来となる佐賀県産の新品種です。2018年に品種登録されたいちごのキャッチコピーは「眺めてうっとり、かじって甘い」。丸みを帯びた縦長でつやが良く、果皮だけでなく果実の中まで鮮やかな赤色をしています。程よい酸味があり、優しい甘さ、果実たっぷりのみずみずしさも特徴です。

 

〇いばらキッス

大きくて円錐形のいちごはとってもジューシーです。糖度が高い果実には程よい酸味があり、果実は多めです。やや大きく、果皮は濃い赤色をしています。