世界にある珍しい野菜
最近ではスーパーやデパート、通販などでも珍しい野菜が販売され比較的手に入りやすくなりました。
生産者も珍しい西洋野菜を作る方々が増えてきてますね。
初めて出会った名前も知らない珍しい野菜は作る人によって料理のレパートリーを増やしてくれます。
今回はそんな珍しい野菜を紹介していきたいと思います。
皆さんの野菜生活の参考にしていただければ幸いです(*'▽')
「コールラビ」
原産地:地中海地方
和名:蕪甘蘭(かぶかんらん)
これは名前は聞いたことがある人はいるんじゃないでしょうか?
カブのように丸く膨らむ変わった茎の形状が面白い野菜として知られています。日本ではあまり見かけないですが、実は歴史は古く明治時代にはすでに輸入されていたといいます。
コールはドイツ語でキャベツ、「ラビ」はかぶでキャベツの仲間だそうです。株から葉っぱが生える珍しい野菜です。
風味や食感はキャベツの芯のように歯ごたえのあるしゃきっとした食感。瑞々しい歯ごたえでほんのりとした甘みが特徴的だそうです。かぶのように生のサラダにしても、炒め物にしてもおいしく食べられます(^^)/
食べることができるのは丸い球体部分。球体部分の皮を厚めに剥き繊維が密集している球体の下部を切り落とせば下ごしらえは完了です。
生育に適した温度が20℃という事で日本でも栽培が可能だそうです。
ロマネスコ
原産地:地中海
こちらは食べたことがある人も多いのではないでしょうか。
この不思議な見た目が特徴のロマネスコはイタリアンで人気のあるカリフラワーの一種です。
主に福岡県と宮城県で栽培されています。
気になるその蕾は「フラクタル」と呼ばれるらせん状の渦が何段にも続く幾何学的な形をしていてその螺旋の数は「フィボナッチ数列」と一致するという、なんとも神秘的な野菜です。
食感はカリフラワーで味はブロッコリーといった中間的な感じです。
〇フラクタル構造?
フラクタル構造とは「どの部分を取っても全体と相違している図形や立体、そうなる性質」だそうです。
さっぱり意味が分かりません。
簡単に説明すると「ある1点を切り取ると、その切り取った1点の形状は全体の形状とそっくりである」という事です。
もっと簡単に説明すると全体と細部が同じ或いはそっくりな形をしていることを指す言葉です。
人体の体で言うと血管がフラクタルだといわれています。
アーティチョーク
原産地:地中海沿岸
和名:チョウセンアザミ
日本ではあまりなじみがありませんがヨーロッパやアメリカではポピュラーな野菜です。
日本でも少量で生産はされていますがほとんどのものが輸入となります。
15世紀にイタリアで本格的な栽培が始まったといわれています。つぼみを食べる野菜で、ほくほくとした食感が「ゆりね」や「ソラマメ」に似ているといわれています。
加熱して食べるときは素揚げが定番だそうです。他にも煮込み料理がフランスでは定番の逸品だそうです。新鮮なものは生でも食べられるそうです。
スピッツキャベツ「Spitzkabis」
ヨーロッパに住む人から教えてもらったのですがほとんど出回らないそうです。
普通のキャベツと違って軟らかくておいしいそうです。
日本でいうキャベツのグリーンボールという品種に似ていますね。
ここまで尖がってはいませんが(^^;)
ストロベリートマト(食用ほおずき)
原産地:ヨーロッパ
和名:ショクヨウホオズキ
トマトと入っていますが食用のほおずきになります。
ヨーロッパでは食用として栽培されてきました。
中の丸い実を食べるのですが名前の通りまるでベリー類のような甘酸っぱさがあります。生食で食べられるのが特徴です。お菓子やジャムなどにオススメです。
日本でも栽培されていて徐々に人気が出ててるそうです。
ビーツ
原産地:地中海沿岸
和名:火焔菜(カエンサイ)
日本ではなじみの少ない野菜ですが海外ではポピュラーな存在のビーツ。一見すると赤く丸い根が赤カブに似ているようですがカブとは別の種類です。実はほうれん草の仲間。
和名のカエンサイからきているように実の色は真っ赤。生で食べてみると砂糖の原料となるショ糖が多く含まれていることもあり強い甘みがあるそうです。
食感はザクザクで熱するとホクホクになるそうです。
欧米では一般的に食べられており、ロシア料理で有名なボルシチに代表されるように東欧を中心に様々な料理に使われています。
比較的育てやすい野菜で種をまいてから約70日で収穫できるそうですが発芽させるまでが大変だそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
中には見かけたことがあったものとかもありましたか?
スーパーの八百屋に勤めてますがロマネスコ以外見たことありません(^^;)
発注すらできません。
なかなかそういうのは地元にあるスーパーなどでは目にかけることは難しいかなと思うのでデパートなど探してみるとあるのかななんて思います(^^)
気になったものがあれば最近はネットなど流通が良いので通販など取り寄せてみてはいかがでしょうか(^^)/
今回は第1弾という事でまた紹介していきたいと思います。