【キャベツ】
キャベツは1年中出回っていますが、春に出るもの、夏・秋に出るもので味や特徴も異なります。春に収穫される「春キャベツ」から始まって、夏の高原で収穫される「夏キャベツ」、露地栽培で冬に収穫される「冬キャベツ」に続きます。
春キャベツの特徴
春キャベツは冬でも暖かい地域である千葉県の銚子や神奈川県の三浦、愛知です。水分が多いため軟らかくサラダなどの生食に向いています。
全体的に〇以下たちをしていて、内部は黄緑色をしているのが特徴です。葉の巻きが緩く、ふんわりしているものが春キャベツです。
冬キャベツの特徴
冬キャベツは全体の形が楕円形で、内部は白く、葉1枚1枚がしっかりと密になっています。その為加熱にも強く煮崩れが強いにくいのが特徴です。
春キャベツ、冬キャベツ両方の見分け方
①芯の色
キャベツは新の部分から変色をしていくため、真の色が変色していないか?黒ずんでいないか?をまずチェックしましょう。
②芯の大きさ
500円程度の大きさがベスト。小さすぎると成長がまだ遅いものであったり、大きすぎると成長しすぎで苦みを感じることがあるので、ちょうどいいものを選んであげましょう。また、芯が割れているものは避けましょう。
③葉の色
葉の色が濃い緑色のものを選びましょう。
冬キャベツの賢い見分け方
①形
丸の物ではなく、楕円形の物を選びましょう。
②葉
葉の間は隙間が無くてぎゅっとしまっているもの。葉は固く熱いものを選びましょう。緑色が濃くて瑞々しくツヤのあるものを選びましょう。
③重さ
持った時に重たくずっしりしているものを選びましょう。
春キャベツの選び方
①形
丸く小さいものを選びましょう。
②葉
軟らかくて薄いものを選びましょう。巻は緩いものが良いでしょう。このようなキャベツは水分をたっぷり含み、みずみずしいキャベツです。緑色が濃くて瑞々しくツヤのあるものを選びましょう。
カットしたキャベツの見分け方
カット済みのキャベツを見分けるときは芯の高さが3分の2できれば3分の1以下が望ましいです。芯は成長しすぎると固くなり苦みも出てきます。
保存方法
丸の場合はキャベツはカットせずに1枚ずつ外側からはいで使ったほうが長持ちします。外側の葉は捨てずに保存の際に包んでやると乾燥対策になります。その上から新聞紙で包んでビニール袋などに入れて保存します。
キャベツの芯を切り抜き、水で濡らしたキッチンペーパーを丸めて芯の部分に詰めます。芯があると買った後も成長を続けてしまうのでそれを阻止するためです。
栄養
キャベジンが豊富
キャベジンはビタミンUと呼ばれ、胃の粘膜を修復するためのタンパク質の合成に必要となる成分が含まれています。とんかつの付け合わせに出ることが多いですが消化しにくいとんかつのとの組み合わせは理にかなっています。
ビタミンCが豊富
特に真に近い部分に多く含まれます。ビタミンCは参加や老化から体を守る抗酸化作用や動脈硬化の予防、免疫機能を高める働きなどがあります。