【生姜と新生姜】
春先から夏にかけてみることの多い新生姜ですが、普通の生姜と何が違うのでしょうか。普通の生姜はひねしょうがともいわれていますが、新生姜とひね生姜の違いを見た目や旬などから見ていきます。
【新生姜とひねしょうがの違い】
新生姜とひねしょうがに違いは出荷される時期によります。6月から11月になり茎がしなびていもの部分が大きくなってきたころに出荷されるものを新生姜といい、新生姜を貯蔵して翌年になってから出荷するものをひねしょうがといいます。新生姜とひねしょうがどちらも併せて根しょうがとも言います。
新生姜はひねしょうがと違って瑞々しくて生で食べても辛みが少ないです。
そして独特で刺激の強い香りもまだ少ないので、薬味としてではなく、しょうが自体を美味しく食べることができます。
新生姜は貯蔵ができないため、出回るのは5月から8月いっぱいというところです。
【葉しょうがとは】
葉しょうがはまだ小指代のサイズでは茎も枯れずに青々としている段階で収穫され、葉付きで出荷されるものを葉しょうがといいます。葉しょうがは通常遮光状態で栽培され、出荷前に茎元を光に充てて紅鮮色にしてから出荷されます。
【新生姜とひねしょうがの見た目の違い】
新生姜の見た目
新生姜は茎の付け根が鮮やかな紅色をしています。
ひねしょうがの見た目
ひねしょうがは全体に黄色をしていて色は均一です。
【見分け方】
新生姜の見た目
新生姜は白い部分が多く、茎先が鮮やかな赤い色をしたものを選びます。ハリやつやがあり傷やしわ長く、切り口がみずみずしいものを選びます。
ひねしょうがの見た目
ひねしょうがは全体に黄金色で色は均一、ハリやつやがあり、傷やしわがなく滑らかなものが良品です。縞模様も等間隔なものがいいです。切り口はみずみずしくて乾燥していないものが良いです。
【保存方法】
生姜は新聞紙に包んで冷暗所での保存で2週間、冷蔵庫の野菜室に入れて1~2週間保存できます。
【栄養】
①生姜に含まれるジンゲロンは血行促進して体を温める働きがあります。殺菌効果もあるので生ものに添えても良いです。
②辛み成分であるジンゲロールは抗酸化作用が高いことが知られています。また、ジンゲロールは加熱すると生姜オールに代わり、血行促進や脂肪燃焼などの効果があります。