【さくらんぼ】
サクランボは旬の時期が初夏の5月下旬から7月と短く、季節を感じられる果物として非常人気が高いフルーツです。
国産の物は少し高価ですが、上品な甘さに見た目も華やかなため贈答用としても多く利用されます。
雨に弱い果物なため、雨の少ない夏によると昼の寒暖差がある場所での栽培が適しています。
主な生産地は山形県や北海道です。
ちなみにわが県、福島県も作っております(^^)/
でもやっぱりサクランボは山形という印象が強くて同じ値段で売っていても地名で山形の方が買われますね(^^;)
【見分け方】
①果皮に張りとツヤがあり粒が大きい
②表面に傷や変化がない
果皮がしなびていたり、実が柔らかくなったものは避けてください。そのようなサクランボは鮮度が低下して食味が落ちています。また、傷や反転、茶色く変色した箇所がないかも確認します。
③完熟すると黒っぽくなる品種もあります
果皮の色が濃すぎるとか塾の可能性がありますが、「紅さやか」や「紅てまり」など一部の品種は、完熟すると黒っぽい赤色になることがあります。これらは色が濃すぎても問題ありません。
また果皮が黄色い「月山錦」は色で判断するのはやや困難ですが、黄色い色よりも濃い目の黄色が良いでしょう。皮の入り部がしみのようにうっすらと茶色になっているものは完熟で甘いといわれています。
※月山錦は糖度が15~19度と甘く、酸味は穏やかです。
④アメリカンチェリーは色の濃い物
アメリカンチェリーの「ビング」は果皮が黒っぽい紅色をしているのが特徴。明るい赤色の物よりも濃い黒赤色の物を選びます。
一方「レーニア」は「佐藤錦」のように黄色時に赤く染ます。店頭では果皮に黄色が残ったものも多くみられますが、なるべく全体が赤く着色したものが良いでしょう。
⑤軸が太くてきれいな緑色
鮮度の良いサクランボは軸が青々としています。逆に収穫してから時間が経過しているものは、ところどころ軸が黒っぽく枯れていたり、軸がしおれて細くなっていたりします。
【保存方法】
サクランボを保存するときには、冷蔵庫に入れず、室内の涼しい場所に置いておきましょう。温度が低い場所ではサクランボは糖度が下がってしまいます。
勝ったらすぐに食べる方がおいしくいただけます。
【主な品種】
●佐藤錦
日本を代表する品種です。その生産量も国内では断トツに多く知名度も高い品種です。
果肉は乳白色で、果肉、果汁共に多く、品質は国内最高級です。
●高砂
高砂はアメリカ生まれで、アメリカでは「ロックポートピガロー」といいます。1872年に日本に導入され、明治後期に長いカタカナ名から「高砂」という日本名に名称統一されました。
果肉は乳白色で果汁が多く、果肉の固さは佐藤錦と同じ館です。色はやや明るく、店頭に並んでいるものは黄色い部分がやや目立つものが多いです。
味は甘さに加えしっかりとして酸味が感じられます。全体的にややあっさりとした感じで、アメリカンチェリーのような濃厚さはありません。よく言えば上品で繊細。悪く言えば味が薄いといった印象です。
●紅秀峰
果肉の色はクリーム色で着色はありません。果肉は固めでしっかりとしていますが果汁はたっぷりと含まれ、酸味が少なくとても甘く感じられます。他の品種と比べ比較的日持ちが良く、流通性にもたけているとされています。
●月山錦
月山錦は中国大連で育成され、日本に持ち込まれた黄色いさくらんぼの品種です。
この月山錦は非常に希少性が高く、その果実の大きさと甘くおいしい味からとても高級な果実として贈答用として販売され、一般のスーパーなどにはなかなか並びません。
果肉は締まりがあり、酸味があまり感じられず、甘さが口の中に広がります。
●香夏錦
果肉は柔らかく緻密で、甘さと瑞々しさが口に広がり、酸味はあまり感じられません。
香夏錦は早生種で、収穫時期は福島県や山形県では5月下旬から6月いっぱいくらいとなっています。
●紅さやか
果皮はつやがあり、佐藤錦などと比べるととても色が濃く、果肉もしっかりしています。
果肉の色も佐藤錦のようなクリーム色ではなく、赤みが強く、クリーム色の模様が入っているように見えます。
早生種なので味は食べた感想は「あぁ、さくらんぼだな」っていう感じです。そこまで甘さとかは期待しないでください。
味は佐藤錦にかないませんが、酸味がしっかりとありさっぱりとしたおいしさが感じられます。
店に並べていて古いものはあっという間に黒くなってしまいます(しかも早生なのであまり売れない(´;ω;`))。
●アメリカンチェリー
一般的に輸入されているさくらんぼの事を総称してアメリカンチェリーと呼んでいます。実際にはすべてアメリカからというわけではありません。また、品種も早生種のつらーれやブルックス、それにアメリカンチェリーの代表的なビングのほか、国産ものとよく似たレイニアなどがあります。