野菜マイスター@ジェダイ鈴木 blog

元八百屋による野菜・果物の見分け方講座

【ぶどう】

夏から秋にかけてブドウの季節がやってきます(^^)

私の住んでいる福島もぶどうの産地で毎年近所からおすそ分けをいただいたりします(^^)/

 

6月からデラウェアが始まり8月がピークを迎えるといった感じでしょうか(^^)/

スーパーなどで使えるおいしいぶどうの見分け方を紹介いたします。

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▼見分け方

ポイント①

軸の色が緑色のものがオススメです。

茶色くなっているものは古くなっている証拠です。

また、古くなってくると軸から実が自然と落ちてきます。

房落ちがしていないものを選んでください。

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ポイント②

実同士の間隔があいているものがオススメです(^^)/

ついぎっしりしているものを選びがちですが、実同士の間隔がないものが甘いとされています。

実同士がくっついていると実の1個1個に日光が当たらないためです。

多少実と実の間に間隔があるぶどうのほうが日光をたくさん浴びて甘さが乗ったぶどうといえるそうです。

 

ポイント③

皮に白い粉がついているものがオススメです(^^)/

この白い粉は「ブルーム」というもので新鮮な証拠なんです。

このブルームはぶどうの病気を予防し水分の蒸発を防ぎ、鮮度を保つ働きがあるそうです。

雨水や朝露が実の中に入ってしまうと病気になってしまいます。

農薬と間違えてしまう人がいますが実は食べても害がなく安心して食べられます。むしろ新鮮さの目安になります。

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ポイント④

実がパンパンとハリがあるものがオススメです(^^)/

実に触れてみてハリのないものは古くなって水分が抜けているのかもしれません。

 

ポイント⑤

房の下のほうから食べてみる。

ぶどうは房の上から甘くなってきます。

下の実を食べてみてそれが甘ければその房自体は甘いといえます。

 

▼保存方法

乾燥しないようにポリ袋などに入れて冷暗所か冷蔵庫の野菜庫に入れるのがオススメです(^^)/

ぶどうについてる白い粉「ブルーム」は鮮度を保つものなので洗い落とさずそのまま保存が良いです。

保存期間はだいたい4~5日を目安にしてください(^^)

 

▼黒色なほど良い理由

ぶどうの黒い色の正体は「アントシアニン」です。

このアントシアニンポリフェノールの一種で目の疲労に良いとされていて、

その他にも抗酸化作用があるとされています。

色が濃いということはアントシアニンがしっかりと含まれているということ、

そしてそういうしっかりとした環境で育ったということになります。

糖分もしっかりと含んでいておいしいぶどうとなります。

 

 

ぶどうは品種を上げればほんとにきりがないほどたくさんあります。

中でも一番オススメなのがシャインマスカットです(^^)/

種がなく皮ごと食べられて巨峰とはまた違うさっぱりとした甘さが良いですね(^^♪

 

ただ、高い(^^;)

 

ピオーネや甲斐路といった品種よりも栽培が難しくないということで近年作付面積が増えてきているらしく、価格が落ちてくるのではないかと筆者は期待しております♪