野菜マイスター@ジェダイ鈴木 blog

元八百屋による野菜・果物の見分け方講座

【ゴーヤ】

トマトやナス、とうもろこしなどの夏野菜は色鮮やかでおいしいものばかり。旬の野菜はその時期に食べたいですよね(^▽^)/

それぞれの特徴などを知っておくとよりおいしく楽しめますよ。

 

ということで?本日紹介するのは「ゴーヤ」です(^▽^)/

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▼見分け方

ポイント①

苦みが苦手な方は色が薄いもがオススメです。

薄い緑色のような白っぽいようなものを選ぶのが苦みが少ないです。

成長が進んだほうが色が薄くなるのだそうです。

 

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上に乗っているゴーヤが白っぽいゴーヤです(^^)/

ポイント②

表面のイボいぼが大きめでびっしりとおおわれているものが苦みが少なくて食べやすいものです。また、イボが黒くなっていないものを選びましょう。イボが黒くなっていると古くなっている証拠です。

 

ポイント③

スカスカと軽いゴーヤは苦みも強いです。

なるべくずっしりと重いものを選ぶようにしましょう(^^)/

 

ポイント④

黄色くなったゴーヤはしている証拠で実はおいしいのです。

熟すればするほど苦みが少なくなるゴーヤですが栄養価は苦いもののほうが実はあるのだとか、難しいところですね(^^;)

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黄色くなったゴーヤは種が赤くなります(^^)

▼苦みを取るために

ゴーヤは中のワタに特に強い苦みがあります。

料理する際はワタを取ると思いますが白い部分がなくなるまでスプーンでとるとだいぶ苦みが取れます(^^ゞ

 より苦みと和らげる方法

①塩だけ使ってもんで苦みを抜く

一般的なやり方ですが苦みを適度に抜いてくれます(^^)/

ゴーヤ1本に対し塩小さじ1を合わせ良くもんで10分置きます

②塩に砂糖をプラスしてもんで苦みを抜く

塩と砂糖を併用するほうがより苦みを違和感なく抜くことができるそうです。

③油と合わせて苦みを感じにくくする

④うまみのあるものと合わせて苦みを感じにくくする

 

因みに苦みの原因「モモルデシン」は水溶性のためさっと熱湯をかけて湯通しすると苦みが抜けやすいそうです(^^)/

▼保存方法

水気と乾燥が大敵で、常温で置いておくと実が黄色になり、味や品質も落ちてしまいます。表面をふいてからポリ袋やラップでくるみ、冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。すぐに使わない場合は、中の種とわたを取り除いて水洗いせずにラップにくるむと、ビタミンCが保て、緑色も鮮やかに保存できます。サッと固めに塩ゆでしたり、軽くいためてからの冷凍保存もおすすめです。

 

▼栄養

ゴーヤーはその独特の苦味が特徴。苦味は、果皮に含まれるモモルデシンという成分で、食品としてはゴーヤーからはじめて発見された栄養成分です。また、他の野菜にくらべてビタミンCが豊富で加熱してもほとんど壊れず残っているのもポイント。ほかにもβ-カロテン、ミネラルも含まれており、夏場で食が細くなったときの栄養補給にぴったりの野菜です。

 

▼苦みがやわらぐオススメ料理

 ゴーヤチャンプルのような炒め物。卵や豆腐、豚肉などと一緒に油でいためてコーティングすることでさらに食べやすくなります。