【長ねぎ】
今回は独特の辛みと風味があり、日本人から古くから愛されている長ねぎを紹介していきたいと思います。
味噌汁に入れたり、豆腐に入れたり鍋材料としてもその用途は実に様々です。また、解熱作用と殺菌作用があり、風邪の引き初めに食べられる野菜としても有名です。
白い部分を食べることができる「根深ねぎ」は加熱すると甘みが増し、焼き鳥や鍋材料、炒め物など幅広い料理で使用されており、一般的には長ねぎや白ネギと呼ばれています。11月から3月が旬といわれており、太くておいしいものを購入することができます。
【歴史】
日本には奈良時代に伝わったとされ、古くから全国で栽培されてきた歴史ある野菜です。白い部分を食べる「根深ねぎ」と緑色の葉の部分が多い「葉ねぎ」に分類されます。かつては東日本では根深ねぎ、西日本では葉ねぎが食べられてきましたが近年ではその境もあまりなくなり、用途に合わせて種類を選べるようになりました。
【見分け方】
①白い部分の太さが均一でまっすぐ伸びている。
スーパーで購入する場合1本ずつ選べることが多いです。同じ売り場で販売している長ねぎでも太さは様々。白い部分の太さが均一で出来ればまっすぐ伸びているものを選びましょう。
②白い部分に光沢があり、しっかりと硬くてみずみずしいもの
長ねぎは白い部分が長いものがオススメです。巻きがしっかりとしており、光沢があるものを選びます。白い部分がふかふかと柔らかくなっているものは避け、しっかりと硬いものがおいしいです。
③白い部分と緑の部分の境目がはっきりとしている
おいしい長ねぎを見分ける場合は、「茎と葉先が分かれる部分」も重要なチェックポイントになります。白い部分と緑の部分の境目がはっきりとしており、厚みがあるものがオススメです。
④葉の緑が深く、葉先までピンとしてハリがあるもの
鮮度が良い長ねぎを選ぶ場合は、緑の葉の部分も確認しましょう。緑色が濃く、枯れていないものがオススメです。歯の根もの方は先までまっすぐと伸び、色が濃いものを選びます。
【保存方法】
長ねぎは新聞紙に包んで冷暗所に保存がオススメです。包丁で切ったものは空気に触れないようにラップで包み冷蔵庫で保存するとよいです。
畑で収穫してきた根のついているものは、土の中に斜め刺しにして埋めておけば市販の物よりも長持ちします。
【栄養成分】
長ねぎにはビタミンCが多く含まれています。みどりの部分にはビタミンCに加えて、カルシウムやβカロテンも豊富です。白い部分に含まれている硫化アリルは消化液の分泌を促してくれる役割もあります。また、ビタミンB1の吸収を助ける働きがあるため、豚肉とも相性が良い野菜です。
また、体温を高めて血行を促進させる効果も期待できます。