【さといも】
冬野菜の定番で煮物といえば欠かせない食材ですね(^^)/
特有の粘り気と風味がとてもおいしいですよね。
縄文時代から食用とされ日本人にもなじみの深い野菜です。
里芋は皮むきが厄介な野菜として有名です。皮むきのときに手がかゆくなった経験の方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな里芋のおいしい選び方や保存方法について紹介していきたいと思います。
【見分け方】
ポイント①
里芋は1年中出回っていますが旬は秋から冬にかけてです。旬の里いもは皮が柔らかく、剥きやすいのが特徴です。8月から12月の物は関東産が多く、10月から3月の物は九州産が多いです。
ポイント②
泥付きで湿り気のある物
里芋は泥付きで表面が少し湿り気のあるものを選びましょう。ひび割れのしているものは、高温や感想により肉質が固く変化してしまっていることが原因なので調理してもおいしくありません。泥付きの物のほうが日持ちもよいです。
ポイント③
縞模様がくっきりしたもの
順調に成長していれば縞模様がくっきりと平行に並んで丸みを帯びます。
ポイント④
形がふっくらしたもの
品種によって休憩や楕円形なのがありますが、いずれもふっくらとして丸みのあるものほど良いです。
ポイント⑤
実が白くてツヤのある物
皮を剥いてあるものを選ぶ場合は白くてツヤのあるものを選びましょう。里芋は寒さに弱く、冬場は向いたときに赤い斑点が出る場合があります。この部分はいくら煮てもゴリゴリと硬いままなので調理前に取り除いておきましょう。皮付きのままのほうが風味や触感もよく、日持ちも良いです。皮が向いてあるものを選ぶ場合は基本的にその日のうちに使ってしまいましょう。
ポイント⑥
固くしっかりしたもの
里芋の実が固く締まっているものを選びましょう。里芋の親芋との切り口を触ってみてふかふかしているものは傷んでいる可能性があるので避けましょう。傷んでいるものは軽く押してみてズボッと指が入ります(^^;)
【保存方法】
冷暗所で新聞紙に包んで保存で1か月ほど保存が可能です。7度以下の環境では低温障害で逆に味が落ちてしまうので冷蔵庫では保存できません。保存は冷蔵庫の野菜室にしましょう。
長期保存なら茹でてから冷凍用の保存袋に入れて冷凍保存するとよいです。天日で3日ほどざるの上で輪切りにした里芋を乾燥させてから保存袋に入れて冷蔵庫で保存しても長期保存ができます。土のある環境なら土の中に埋めて保存してもいいです。
【栄養素】
カリウムが豊富
里芋は芋類の中でもカリウムが豊富で高血圧予防にも効果的です。
食物繊維が豊富
食物繊維や水分が豊富で便秘改善効果があります。
ガラクタン
あまり聞きなれない単語ですがこのガラクタンにはたくさんの優れた効能があるといわれています。
・コレストロールを下げる。
血管内にたまるコレストロールはそのままにしていると心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化といった症状が誘発される可能性があるため、コレストロールの摂りすぎには気を付けたいものですがガラクタンには血中のコレストロールの付着を防ぐ効果があります。
・高血圧予防に
血圧を下げてくれる効果も期待できます。塩分の多い食事をとっていると血圧が高くなってしまいますが、抗維持つけが好きな人ほど積極的にとりたいですね(^^)/
・肥満予防に
大量に摂取しても脂肪にならない。通常人体で分解されなかった糖分は脂肪に蓄積されますが、人の消化酵素の中にはガラクタンを分解できるものがないのでいくら食べても脂肪として蓄積されず、そのまま体外に排出されます。