野菜マイスター@ジェダイ鈴木 blog

元八百屋による野菜・果物の見分け方講座

【さつまいも】

焼き芋やてんぷら、スイートポテトなどいろいろな調理法が楽しめておいしいさつまいも。世界には3~4000程もの種類があるといわれています。

日本には数十種類ほどだそうです。東日本では「ベニアズマ」が主流で西日本では「鳴門金時」などが多く流通しています。お菓子作りやお酒造りに適した種類の芋があるのでそれぞれに合った専用の品種が栽培されています。

日本へは17世紀に中国から沖縄を得て薩摩(鹿児島)にやってきました。

さつまいもはやせた土地でも栽培ができ、すぐに薩摩に根付きました。

その後凶作や基金をすくってきたことから栽培が全国に推奨され日本全国に広まっていきました。

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【見分け方】

ポイント①

皮の色が濃くてツヤのあるものがオススメ。

皮の色がしっかり濃く出てツヤがあるものが健康に育った証拠です。

ポイント②

適度に太くて形が紡錘形(ぼうすいけい)の物がオススメ。

レモンの形みたいなものです(^^)/

真ん中が太くて両端に行くにつれだんだんと細くなってきます。

 

ポイント③

表面のくぼみが浅い物がオススメです。

表面を見るとくぼみがあってそこからひげ根が出ています。

こそくぼみが浅いのがおいしいサインです。

くぼみが深いものは繊維質が多くて美味しさが減ってしまいますので気を付けてください。

ポイント④

切り口に蜜が出ているものがオススメです。

さつまいもの切り口に

①あめ色の蜜が出ている物

②蜜が乾いて黒くなった後がある物

これらを見つけたらラッキーです(^^)/

調理した時に糖度が高くなっておいしいです。

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見にくいかもしれませんが切り口に蜜がついています。

ポイント⑤

芽やひげ根が出ていない物

芽はサツマイモの養分であるでんぷんを使って出てきます。

芽を出すのにでんぷんを使って出てしまうので味が落ちてしまいます。

 

【収穫後すぐの物より置いたほうが良い】

さつまいもは収穫してすぐが新鮮でおいしい…とは言えないのです。

収穫したてのさつまいもよりも熟成させたさつまいもの方がより美味しくなるのです(^^)/

さつまいもは乾燥と低温が苦手です。

収穫したら新聞紙などに包んで冷暗所で1か月くらい保管するとおいしいさつまいもになります(^^♪

【オススメ】

私はさつまいもは年末からのほうが熟成していて一番おいしいと思っています。

中でもオススメなのは「紅はるか」という品種です。「はるかにおいしい」という意味で名づけられたのだといいます。実際に食べてみてもねっとりとしていて甘みも十分あっておいしかったです(^^♪

鳴門金時や安納芋もおいしいのですがお値段がそこそこするので紅はるかは今のところは普通の芋とあまり値段が変わらないくらいなのでオススメです(^^)/

ただスーパーで普通の芋として売っているところが多いと思いますので店員さんに聞いてみてください。

 

【栄養】

・食物繊維

さつまいもには腸を美しくしてくれる食物繊維とヤラピンというものが含まれています。この2つは腸に届くと老廃物を排出の手助けをしてくれます。肌は腸の健康状態と関連しているといわれていますので腸内環境を整えて老廃物を排出することで肌の調子を整えてくれます。

 

ポリフェノール

さつまいもに含まれるポリフェノールやビタミンCには抗酸化作用があります。抗酸化作用等とは細胞の酸化を抑えることを言います。細胞を参加から守ることで体の中から美しくなり元気な体作りをサポートしてくれます。