野菜マイスター@ジェダイ鈴木 blog

元八百屋による野菜・果物の見分け方講座

【オクラ】

鮮やかな緑にネバネバが特徴のオクラ。

夏が旬の野菜でモロヘイヤや長芋、ミョウガなどと合わせてあっさりと食べるのが私の夏の楽しみです(^^)/

そんなオクラですが、たまに固くて食べられないときがあるんですよね。

今回はそんなおいしいオクラの見分け方について紹介していきたいと思います。

 

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【見分け方】

①切り口やへたが綺麗

切り口やへたが変色しているものは古いと考えられます。緑色のきれいなものを選ぶようにしましょう。

②全体が濃い緑色

全体的に濃い緑色のものを選ぶようにしましょう。オクラは古くなってきたり傷んでくると黒ずんできます。特に黒いものは避けましょう。

ただオクラに関しては鮮度が落ちただけで著しく味が落ちることはないようです。

でも新鮮なものの方がいいですよね。

③全体に産毛が生えている

オクラにはよく見ると産毛が生えています。全体的にみっちりと生えているものを選びましょう。

④小ぶりで弾力があって軟らかい

オクラは傷んでくるとふにゃふにゃとした軟らかさになります。その軟らかさと異なり、弾力がしっかりあって軟らかいものを選ぶと成長しすぎなくておいしくいただけます。

大きさとしては成長しすぎていない、という点から小ぶりのものが良いです。特に生食の場合は柔らかいものを選ぶのがオススメです。

大きくなりすぎると実が固くなって食べにくく、苦みやえぐみも出ておいしくなくなってしまいます。

 

【旬】

オクラは夏が旬の野菜で6月~8月が一番おいしい季節になります。

日本のオクラの1/3の生産量となっているのが鹿児島県で、関東では主に群馬県産が生産量が多くなっています。

 

【オクラの洗い方】

オクラは多くの場合ネットに入っていると思います。あのネットに入れたままごしごしと洗うと産毛がチクチクせず洗いやすいのでおススメです。

産毛が気になる場合や固めなものが苦手な場合は、丸ごと塩を入れたお湯で1~2分程度さっとゆでてから切ると少し軟らかくなります。

 

【保存方法】

オクラは冷蔵庫の野菜のに保存がオススメです。暖かいところでとれる野菜なので5℃以下になると低温障害を起こすことが多く注意が必要です。新聞紙などでくるみましょう。

状態が良ければ4日~5日は保存可能です。

 

〇冷凍保存

湯通しして冷凍保存する場合は完全に茹でてしまうと解凍した時に柔らかくなりすぎるので丸のままなら30秒ほどですぐに冷水に落とし、冷めたらすぐに冷気をふき取って冷凍します。

【歴史】

1800年代のアメリカでアフリカから連れてこられた奴隷たちがコーヒー代わりに安価なオクラの種をまいたところから広まったようです。

原産地はアフリカと考えられているようです。

そこから地中海沿岸そしてバルカン半島、インドあたりまで広まっていったみたいですね。