【にんじん】
煮物やカレー、シチュー、天ぷら、炒め物など様々な料理に加え保存性がきくという事で常備しておきたい野菜の一つにんじん。
昔は人参特有のにおいで子供の嫌いな野菜の代表格の一つとなっていましたが近年、においや風味を抑えた品種が増えてきたことでそのイメージを払しょくしつつあります。
今回はそんなニンジンについて紹介していきたいと思います。
【旬】
にんじんは1年中出回っています。
大まかに分けて夏秋にんじん、秋にんじん、冬にんじんです。
秋冬物は北海道や千葉、青森、茨城などで栽培されます。
春から夏に出回るにんじん千葉や徳島、愛知などで生産されます。春夏物は収穫までに日数が短いので軸の部分が緑がかったものが新鮮です。
新にんじんは甘みが強く柔らかいのでサラダなどの生食に特に適しています。
【見分け方】
ポイント①
ツヤがあり色が濃いものがオススメです。
赤みが強いものほどカロテンを多く含みます。
ポイント②
葉がついていた部分の断面を確認します。
葉がついていてた部分の断面がにんじん全体の大きさに対して細いものほど、その先の芯も細く繊維質も少ないので軟らかいです。栄養価で観ても断面が太いものほど葉に栄養を取られてしまっているので栄養価も少なくなります。また葉を切り落とした断面が黒いものは古くなっているので甘みや風味が落ちます。
ポイント③
凸凹が少なく表面が滑らか
にんじんは表面の凸凹が少なくて滑らかなものがオススメです。表面があれているものは味が落ちています。
ポイント④
重量感があるものがオススメです。
【保存方法】
新聞紙などに包んで冷暗所で保存がオススメです。
春~秋は新聞紙で1本ずつポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。にんじんは水気があると傷みやすいので表面の水けをふきとってから保存がオススメです。
【栄養】
βカロテンが豊富
にんじんはβカロテンを多く含む野菜として有名です。βカロテンは免疫力を高める効果や抗酸化作用があり、がんや生活習慣病の予防に良いといわれています。
βカロテンは体内でビタミンAに変換され、粘膜の健康維持や視力の保持などに有効とされます。βカロテンは皮の近くに多く含まれているので皮をできるだけ薄く剥くか、よく洗って皮ごと調理するのがオススメです。